ペーターズの６月は毎年企画展の季節です。
今回のペーターズ企画展は早乙女道春さんの展示を開催しています。
早乙女さんのアトリエにお邪魔して、膨大なイラストレーションのお仕事を見せていただき「これ出したいね！ これかっこいい！」といいつつ、展示する絵をペーターズスタッフが選ばせていただきました。
これは、ある意味、額装されてきちんと飾ってあるものを見るより、より原画を見ている気持ちが高まる、とても楽しいものです。こういうところから、どっぷりひたれるのはやっぱり企画展ならではのおもしろさです。
今回の展示は前半と後半に別れています。
というのは、作品を見せていただいて、早乙女さんの絵は、サイズも大きいしアレもコレも出したい。とても一回の展示では飾りきれない。となったからなのです。
第一部の２階には、ランドスケープ〜風景の絵の展示、横長や縦長の絵が並んでいます。
「そこに行って実際の風景をみたら、どうしても横長の絵になったんだよ」とか、「野球の絵を横長で描くのは普通でしょ、だからあえて縦にしたらかっこいいかな〜と思って」とか、、、その場その場で感じたことを絵にうつしていく早乙女さん。
「パッと見た印象を描きたい」はじめてみるもの、一瞬の印象を感じとっておもしろがる力、全身アンテナみたいな、ほんとすごい感受性の持ち主だなあとあらためて思いました。
だから、人と仕事をするときは必ず会って話しながら一緒につくりあげていきたいのだそうです。「それってこうじゃない？とかその場でイメージを描いてみせて、そうそうそんな感じみたいな、、、」
最初思っていたものとはまた違うものが、そこから生まれてきたりして、それはまさにライブ。「そうじゃないと、やっぱりつまらないよね」そして、やっぱり大切なのは、人とのコミュニケーションなのですね。
初日６月５日のオープニングパーティーは、ザーザー雨が降る中にもかかわらず、たくさんのお客様がみえて大盛況でした。展示の仕方や、キャプションの文章もよかったと、ペーターズスタッフにもお褒めのお言葉をいただき、うれしいかぎりです。
第一部は６月１４日まで。
第二部は６月１６日〜６月２４日まで
６月２０日（土）１９：００〜
早乙女さんのトークイベントも予定しています。
まだ、もう少し余裕がありますので、興味ある方はぜひお越しください。
立川直樹さんのブログ TOKYO ART PATROL にも載せていただきました。
http://blog.excite.co.jp/tap/11264538/
