PATER'S Shop and Gallery

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桜が満開ですね。

paters2009-04-03

本日、平川彰さんより、うれしいご報告が届きましたのでご紹介します。

今年1月に計4回で行われた平川彰イラストスクール第二期は、より実践的な内容。
実在する本の装画を描いてみようという課題。
実際の仕事さながら、原稿を読みこむところから始め、数案のラフをあげてもらい、それぞれ綿密な打ち合わせ。
最後には提出用に一枚の絵を仕上げてもらう。
みんなそれぞれ力を出しきり、よい作品がズラリと揃いました。

授業が修了して2週間、僕の元に、村上龍さんの装幀の依頼がきた。
『わたしは甘えているのでしょうか?(27歳・OL)』原稿を読んでみると、川又さんが最後に提出した絵にピッタリ!
授業の課題では、もちろん他の本を題材にしていたのに原稿を読めば読む程、この絵に合っているのだ!
いや、絵が原稿に沿っているのか…、 こんな偶然があっていいものか!?
編集部に提案してみたら大好評。
そして、なんと村上龍さんも気に入ってくれた!
この絵の他に、もちろん数人のイラストレーター候補もあったのだ。
それらを押し退けて、川又さんの絵が採用された。
トントン拍子で話が進み、ついに課題で描いた作品がそのまま本の表紙になった。
偶然が重なる超ラッキーな出来事であったのは間違いないけど、
その運を引き寄せたのは川又さんの力と絵に対する真摯な姿勢。
授業での頑張りが実を結んだ瞬間だった!

こんなふうなすてきな偶然ってすごいですね。川又さんこと川又哉子さんはそれまでかわいい感じの絵を描いていたのだけど、平川さんのすすめで、もう少し大人っぽい女のコを描き始めたばかりだったように記憶しています。そして、その日の授業のベストワンに選ばれていた。こんな偶然、ペーターズもうれしいです。今年の夏も、平川スクール開校します。ただいま準備中、もうすぐ告知いたします。