PATER'S Shop and Gallery

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2期生最終授業

昨夜は、ペーターズスクールペチカ・平川彰イラストレーションスクール2期生の最終回の授業でした。(全4回)
きのうの授業は、前回出ていた課題の講評(平川さんがひとりひとりの絵の世界に合いそうな文庫本をチョイスして、その本の装幀画を描く。前回はアイデアスケッチの提出、今回は本描きの課題がでていました)をしながら、自分の絵をどのように売り込んでいけばいいのかをひとりひとり具体的にお話いただきました。
以前よりも本や物が売れない時代、イラストレーター志望の人があふれている時代、イラストレーターを目指す人にとっては厳しい時代なのかもしれません。だからイラストレーターになりたい人は漠然と絵を描いてちゃダメ。客観的に見る目を持って、自分の絵がどのように使われたらいいかをもっと考えてみよう。装幀画を描きたいのなら、自分の絵の世界にあう本を探そう。いろんな人がいて、いろんなことを言う、正確な答えなんかない、曖昧な世界。だからいろんな人に絵を見せたり、話をすることがとても大切。僕は絵がよくても、人間性がどうかな、、、って思う人とはあんまり一緒に仕事をしたくない。結局大事なのは人とのコミュニケーション。イラストレーターの仕事は作業的には一人でする仕事だけど、作家、編集者、アートディレクター、デザイナーなどなどの人とチームプレーなのだってことを忘れないで。

他の人の絵やアイデアなど知ると、自分のことと比べて以前より自分が見えてくる気がします。だから、ひとりこもってもんもんと描いているんだったら、いろんな人に会ってコミュニケーションすることが大切なんだな〜と思います。
全4回の1ヶ月間、短い期間のものすごい集中力。今回も受講生のみなさんひとりひとりにかなりの実りがあったのではないかな〜と端から見ていて強く感じました。
平川先生、2期生のみなさん、今回聴講生の1期生のみなさん お疲れさまでした〜。
これからの新たなはじまりになりますように。