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佐伯剛規企画「EROIE」その2


2013年1月25日(金)〜2月6日(水)
佐伯剛規企画「EROIE」


続いて2階です。



平澤一平さん。
セクシーだけれどのぞき猫がかわいらしい。
いただいたコメントでは、平澤さんの少年時代エロの原点。
全文ご紹介します!

「僕のエロの原点は永井豪のマンガだったような気がします。
彼の作品でエッチ(エロというよりエッチというのがピッタリな感じがして)なものといえば
ハレンチ学園」や「キューティーハニー」、「けっこう仮面」を思い浮かべる人が多いと思うが、
僕は少年マガジンで連載されていた「いやはや南友」です。
子どもながらに「なんじゃこら!」という衝撃を受けました。
ずーと見ていませんが今見るとどう感じられるのでしょうね?
興味のある方は読んでくださいね。(興味のない方は読まないほうが良いマンガだと思います。)                   
あと、マンガ以外だと空き地に落ちていたエロ本ですね。
小学校の帰りに同級生と拾って、秘密基地(草むらや誰かの家の車庫の一部)なるもので見たものです。
雨でクシャクシャになった本はさわるのも嫌だったのでズック(スニーカーとは言わない時代でした)の
つま先で器用にめくっていました。なぜか洋物も落っこちていて、みんなで盛り上がった記憶があります。
本当のアホな子どもたちだったと思います。
中学になると、昼は銀色で夜になると商品が見える販売機、そう!「エロ本販売機」が気になる子でした。
サッカーの練習の帰り、暗くなってから友達と人通りがなくなるまで、販売機の前を何度も通り、
やっとゲットした本は年配の人がセーラー服を着てるものもありました。
今の時代のようにかわいい子が載っていることは稀でした。
そんなことがトラウマで今回セーラー服を描いたのでしょうか?
中学の頃の僕はこの絵を見てどうおもうのでしょうね?

エロ本ではないのですが「映画の友」という雑誌を保坂くんの家で見るのが楽しみでした。
なぜなら、その雑誌は日活ロマンポルノや成人映画の紹介だったからです。中二でした、、、」




ペーターズスタッフでもある荒井浩之さん。
「EROIE AtoZ」
「心を掌握している様を見ると、至高のエロを感じます。」




本田亮さん。
本田さんらしくストーリーを感じるかわいらしいエロ。

「eroie展の為の作品を描いている期間、私は常々、
 ピーコックスパイダーのことを考えておりました。
 4mm程度の小さな蜘蛛なんですが、孔雀(ピーコック)の様に、
 奇麗でカラフルな姿で相手を魅了します。
 人間はそんなカラフルな体は持っていません。
 でも、実に様々なエロが存在します。人間で良かったです。」



立澤香織さんはいつもちょっぴりセクシーな女の子を描かれています。
今回はビビットなピンク、シースルーでエロ度が増してます!
「EROとは、女の子は誰でも持っているもの。」




土生はづきさん。
ご友人にインタビューされた「男のセクシー」を描かれました。
ここがセクシーと感じるところは人それぞれ。

「セクシー??色気もあまりない私にとっては難題なテーマ…
 そもそも私は女の子なので、女のセクシーがよくわからない…
 やや、色気がある人だなぁと感じる人はいるのですが、
 こう、なんでしょう、あまりムラムラしない?(あたりまえか)
 と考えると女の子がムラムラ〜とくる男の人を
 題材に描いた方がコンセプトとあうのでは。
 ということで「男性のココがセクシーだ!」
 と思うところを知人にインタビューしました。
 男性の皆様、是非ご参考下さい。」



高橋キンタローさん。
ドクロ、女性、蘭。
淡い画面に浮かび上がるモチーフにドキッとします。
「エロティシズムを描くのをもっとも苦手としていますが、エロスは永遠のあこがれ。」



それぞれの作家さんが表現する「EROIE」。
とても刺激的な展示でした。


ありがとうございました!






(き)