PATER'S Shop and Gallery

150-0001 東京都渋谷区神宮前2-31-18 • TEL 03-3475-4947 • FAX 03-3408-5127 • patersato@paters.co.jp • http://paters.co.jp

「オノマトペ展2」

2013年4月5日(金)〜4月17日(水)木曜定休
オノマトペ展2」


ご来場ありがとうございました。
昨年に引き続き、9人の描き手による、「オノマトペ」をテーマにした展示です。


9人9様のオノマトペな世界。
愉快で、シュールで、美しく、
くすっとしたり、ドキッとしたり、ときにはびしっとしたり。
個性あふれる作品が並びました。




こちらは宮北ひろみさんの作品。
謎の「Q氏」の日常をオノマトペで。
繊細な線と添えられたエピソードが何ともシュール。
「Q氏」って一体何者!?疑問に思いつつ、ついつい笑ってしまいます。



小関セキさんは、オノマトペのある詩に添えた作品。
高村光太郎「レモン哀歌」、茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」など。
小関さんの、細部まで丁寧に描かれた作品と柔らかな描き文字が、
詩の世界をいっそう豊かにしてくれます。



平尾直子さん。
テーマは「ビシっと」!
カナダの陸軍士官学校のみなさんを描かれたそうです。
平尾さんが描くとどことなくのんきな雰囲気に。
戦争なんて行かなそうです。



菊地です。ペーターズスタッフでもあります。
「するするとあむあむ ひらひらとスカート」
ということで、三つ編みとスカートをテーマに描きました。



早川乃梨子さん。
ユーモアたっぷりの1コマ漫画。
ついついくすっと笑ってしまうシチュエーション。
日常の中のちょっとしたことを、ユーモアに変換してつついてくれます。



小倉マユコさんの作品。
「すやすや」や「ぶらぶら」などオノマトペを作品に。
ちょっとノスタルジックでガーリーな小倉さんの世界。
たくさんの要素が盛り込んである作品は、見ていて楽しくなります。
鮮やかな色と黒の組み合わせともとてもきれいです。



岩永達矢さん。
色鉛筆で描かれたシンプルな作品ながら、
その空間の切り取り方や、目線が、どことなくシュールでおかしいのです。
岩永さんの日常のちょっとしたことをとらえるセンスを感じます。



井上亜矢子さん。ちまたで噂の「ねぶか」「へぼそ」の編集長です。
ある喫茶店の一場面。
いつもより荒めのタッチと重い色調で迫るものがあります。
その独特のシュール感は井上さんならでは。



こちらは泉雅史さんの作品。
ファンタジーの要素を感じる作品は、
子供のときに物語を読んだときのわくわくやどきどきを思い出します。
水彩の細やかさがとてもきれいです。



そして、今年も階段の壁には来ていただいた方に、
オノマトペの絵や文字を描いてぺたっと貼ってもらって楽しい空間に。


同じオノマトペを聞いても、思い浮かべるものは人それぞれ。
そんなふうに、9人の個性を思う存分楽しめる展示でした。


ありがとうございました!






(き)